2019年3月23日土曜日

20190320:防長バス 急行 東萩~秋芳洞

防長バス 急行 東萩~秋芳洞



東萩駅からは、秋芳洞行きの急行バスに乗りました。
ローカル路線バスの旅で蛭子さんが覚えていた数少ない路線として有名?かもしれません。
バスは日野ブルーリボンですが、日野車体の銘板があるので、それなりの経年車であることは確かでしょう。

東萩は、先日の通りで中心ではないので、他に乗る人は居ませんでした。次は、中心部の萩バスセンターに行きますが、ここでも誰も乗ってこず。
観光客向けの路線という色が濃く、また平日とはいえ1人とは。ソロバス出来て楽しいのです。
萩市外を抜けると国道262号へ行き、橋本川と松本川に分かれる前の阿武川沿いを進みます。


市街を抜けるとこのとおり、すぐに山間部の長閑な光景になります。
「急行」の名のとおり、バス停を結構飛ばします。ちなみに、対応する普通便と特急便は東萩~新山口駅のことを指すのだと思います。

長門峡北入口のバス停で、国道は阿武川と分かれていきますが、近くの看板には「長門峡18km」とあり、とんだ入口だと思いました。

その先で旧道に入り、明木市というバス停に止まりました。
大型バスには少々大変な道幅ですが、ここに入っては急行の意味は?と少し思ってしまいました。1つバス停に止まるのと免許の関係だと思いますが。



角力場(すもうば)の交差点からは、県道32号線に入り、秋吉台を目指します。
途中で国道409号が合流してきて、絵堂というバス停でキャリーバックを持った女性二人が乗り込んできました。

その次のサファリランド前でこの二人は下車。しかし、絵堂というバス停にはどういったのか、いまいち謎が残るところです。わざわざ乗り換えたとしか考えられない(そしてサファリランドにはこのバスしか行かない)のですが。

この先の佐山交差点で県道242号線の「カルストロード」に入ります。
入ってすぐに大正洞があり、ここも見てみたいのですが、バスは降りてしまうとこの次の最終バス(2時間半後くらい)しかないので、スルーします。

大正洞からしばらく走ると、いわゆるカルスト台地のエリアに入ります。
この時期は焼かれた後の荒地の状態で、新緑の季節になって緑色になる方が、一般に景観がよい(シーズン)ということになるのですが、荒野は荒野で訴えかけてくるものがあるというのと、人が少ないという点がよいです。



手前には木が生えていますが、奥のカルスト台地の部分には、木が生えていません。


左側がここまで走ってきた道、右側がこれから走る道ということで、ヘアピンカーブが続く道ですが、1人だけの乗客を乗せ、ブルーリボンは唸り声を上げて登っていきます。そこまできつい勾配でもないですが。



下が荒地ゆえに、より異彩を放つ長者ヶ森は、カルスト台地唯一の原生林だそうです。

カルスト台地を走りきると、少し下って秋芳洞のバスターミナルにつきます。
ここは、この萩便以外に、新山口駅・美祢駅・長門市(青海大橋)の各地へ行く便が集まるターミナルですが、カルストロードを走り抜けるのはこの急行バスのみです。
ぜひ、秋芳洞・秋吉台へ行かれる際は、萩ルートもご検討下さい。

なお、秋芳洞は洞内の広さが今まで見たことが無く、とても広かったです。
その中で(人間的には)色々に見える神秘的な姿が広がっています。洞内も滑りやすいとはいえ、比較的歩きやすく、また温度も一定なので寒くなく、誰でも観光しやすいと思います。

追記:別記事で撮った写真を公開しました。