小野田線
小野田線は、小野田~宇部新川の運用を基本としており、昨日は宇部新川でホテルに泊まって備えました。
まずは、雀田まで乗ってしまいます。
厚東川を海側へ向けて撮ってみました。あいにくの天気ですが工場が目立つのはわかるかと思います。
朝の時間帯なので、通勤通学の人をそれぞれの駅で少しずつ拾っていくと、雀田につきます。長門本山支線との分岐駅ですが、そちらへ乗り換えていく人は居ませんでした。
雀田で一度長門本山支線に乗ったあと、再び後続の列車で小野田線の本線へ。
小野田港から先は乗ってくる人がふえ、降りる人もでてきます。
そして、小野田駅へ到着します。
小野田線(長門本山支線)
今度は電車なのに単行運転可能な改造車の123系です。
閑散時間帯や支線で走るようです。
この支線は1日3本で、朝2本、夕方1本のため、今回わざわざ宇部に泊まったのはこれのためでした。
といっても乗り潰しを除けば、かつて旧型国電だった時代はともかく、今は特色が無いです。車窓もまばら住宅地で、折り返しの長門本山や浜河内からは、通学・通勤客が1両で少し混んでるかな?という程度に乗ってきました。
山口線
小野田から山陽本線で移動し、新山口から山口線へ。
まずは山口行きです。新山口駅を出ると車両基地がすぐにあり、特徴的な形でキハ40のタラコが並んでいます。
ここから山口までは、山口市内の都市内連絡線として、乗り降りが結構頻繁でした。
とはいえ、周囲はこんなに長閑なので、県庁所在地?となるのですが。
新山口からも同じタラコ…ですが、1両減って単行になります。
二つ先の宮野までは、新山口からの直行もあり、まだ郊外の体をなしていますが、その先は山間部のローカル線という趣になります。
宮野から先はずっと終点まで乗っていそうな感じの人ばかりで、殆ど駅での入れ替わりがありません。
篠目駅から先はほぼ国道9号と並行します。キハ40だとさすがに国道の車より遅いことはありませんが、加速の悪さが際立って感じます。
途中の三谷で列車の交換がありました。外へ出ましたが、かなりどんよりしています。
その先は、徳佐の駅で多少乗り降りが、次の船平山駅を過ぎると、ついに島根県に入ります。
島根最初の駅は津和野です。観光地として町並みなどが知られますが、駅自体は町外れで、列車で来ると街の南側から回りこむようにして駅を目指す感じです。
しかし、ここでもあまり乗り降りはありません。普通では時間が掛かりすぎるので、特急かあるいはバス等を使うのでしょうか。
津和野をすぎると小さい駅が続き、東青原駅の先から益田市に入り、しばらくすると益田駅に到着します。
山陰本線(益田~長門市)
1時間半ほどの時間を、ちょっと出雲そば(石見の国だけど)を食べたり、本を読んだりして潰していると、またキハ40がやってきました。
この区間は、特に本数が少なく予定の組みにくいところです。山陰「本線」なのに。
益田の駅を出るとまもなく高津川を越えます。
このあたりは住宅地なのですが、赤くて塗りの厚そうな感じ屋根が気になりました。
あとで調べてみると石州瓦という特産のものだそうです。
下の写真の左側の家など、そうではないでしょうか。
このような屋根の家は多数散見されました。
その先で国道191号線沿いに出ると、海岸線に沿い、砂浜が点在し、天気もよいので眺めがよかったです。次の戸田小浜駅まで、このような眺めが続きます。
戸田小浜の次の飯浦を過ぎると山口県に入ります。
入って数駅先の須佐で、乗り降りが多かったです。
須佐を出ると長めのトンネルがあり、過ぎれば再び海岸へ出ます。
その先はしばらく海岸線沿い近くを進み、越ヶ浜駅から内陸へ進んで行き、東萩の駅につきます。
東萩が萩市の玄関口ではあるのですが、橋本川と松本川の中州にある市街地からは距離があり、新山口などへいく特急バスも多いので、殆ど鉄道は利用されて無いという状態に感じました。
その次が萩駅ですが、萩市街地の南端から少し行ったところということで、駅舎以外に目立つところがあまりありません。
このようにして萩市中心を迂回するように進み、飯井の駅を過ぎると長門市に入ります。
長門三隅という小駅が一つあり、長門市駅につきます。
防長バス 快速 青海大橋~東萩駅
このまま列車で帰ると少し時間が空くのと、そのまま同じところを戻るよりもということでバスに乗りました。青海大橋から仙崎駅・長門市駅を通って、東萩駅までいく快速バスです。
長門市駅を出ると国道191号線に出て、長門の市街地でお客を拾い…えず、仙崎の交差点から県道287号へ入ります。
旧道の趣があり、交通量もそこそこで客も少ないためゆっくりとした時間が流れます。
最後の客が降りたところで、どこまで乗るのか運転士さんに聞かれたのですが、よそものが乗る路線でもないので気になったのでしょうか。萩美術館と答えましたが。
その県道沿いに長門三隅の駅もありました。観月橋の交差点で国道191号に合流すると、バスはバイパス(山陰道の無料区間)ではなく、現道へ入り、一旦湯免温泉へ寄り道して戻り、山間部に入ります。
途中の宗頭交差点は、県道28号と別れ、こちらは秋芳洞方面のバスが行きますが、このバスは国道をそのまま進み、鎖峠に差し掛かります。
前面席がないので、写真が取れていませんが、このあたりはカーブが続き、路線バスの運転としては少し苦労するものと思えます。
奥玉江までしばらくは人家のないエリアを走り、玉江橋で橋本川を渡ると、萩の市街地に入ります。
入ってすぐの萩美術館で降り、木戸孝允や高杉晋作の生家など、萩の城下町を散策して、ホテルに泊まりました。