2019年6月9日日曜日

20190608:関東鉄道 佐貫駅~竜ヶ崎駅~江戸崎~ひたち野うしく駅~つくばセンター~土浦駅~石岡駅~水戸駅~けやき台団地

家庭の事情もあって久しぶりになってしまったバス旅ですが、今回は関東鉄道バスの1日乗車券を使って茨城県を北へと進んでいきました。
この1日乗車券は、土休日限定ながら700円という値段で、路線から考えると破格の値段と言えます。実際、往復どころか片道でさえ元が取れてしまう路線が結構あります。

関東鉄道竜ヶ崎線 佐貫~竜ヶ崎




まずはバスの発車する竜ヶ崎まで、常磐線の佐貫から列車に乗ります。
関東鉄道は、以前に常総線には乗っていますが、竜ヶ崎線は初めてでした。

単行のディーゼルカーで、20人程度の人を乗せて出発します。
佐貫の駅を出るとしばらくは住宅街ですが、やがて田園風景に変わり、唯一の中間駅である入地の駅につきます。ここで二人降りました。
入地を出てもしばらくは田園風景が続き、住宅が増えてくると竜ヶ崎の駅につきます。
地図で見ると竜ヶ崎の市街地の外れにあるような感じです。


関東鉄道バス 竜ヶ崎駅~江戸崎




※画像は回送ですが、入線する寸前で行き先表示が変わり、降りたときは既に回送だったので、これしかなかったです。。。

竜ヶ崎の駅を出ると目の前にバス停があり、コミュニティバスを含めて何系統か路線があるようです。
既に数人待っていて、何人かの人は前のコミュニティバスに乗って行きました。
このバスには他に3人の人が乗り込んでいましたが、1日乗車券を所持していて、江戸崎でこの先のバスにも乗り継いでいったので、どうみても普通の利用者ではないようでした。

竜ヶ崎の駅を出ると、警察署前バス停あたりまでかなりさびしい感じの市街地を抜けていきます。途中のバス停で1人乗ってきました。
その先は一旦市街地が途切れ、田園風景になりますが、城ノ内一丁目バス停からは新興の市街地のようで、住宅街も建物が新しいです。
その中に龍ヶ崎済生会病院があり、構内に入ります。ここで途中で乗ってきた1人が降りていきました。
病院を過ぎるとショッピングモールがありましたが、このような場所で広大な駐車場と高さの低い建物をみると、如何にも郊外の感があります。都心にまだ比較的近い郊外だと駐車場も建物の上か下にあったりして、建物の高さが違います。
さらに、たつのこスタジアムというのがあり、何かの試合が行われているようでした。江戸崎vs水戸というのは何を指しているのかわかりませんが。




その先の交差点で別のバスに遭遇しました。この新興住宅地を回って佐貫駅まで直接行くバスのようです。
このような光景も長峰沖バス停で終わり、このあとはひたすらローカル線の様相となります。
下塗戸(しもぬると)という難読バス停を最後に、龍ヶ崎市から稲敷市に入ります。ここでバス運賃が跳ね上がります。昼間だけ龍ヶ崎市内において運賃の上限を定めているようで、それで不自然に210円から上がらなかったわけです。

変わらない田園風景に住宅が点在する様相ですが、このあたりで雨が強くなり、窓も曇ってきたので悪い展望がさらに悪化してきました。途中の柴崎で1人だけ乗ってきて、太田という集落で降りていきました。買い物のおばあさんでした。
他には殆ど乗り降りもなく、真っ直ぐ進んでいきますが、浦向バス停をすぎたところで左折し、急に坂を上っていきました。




ここからは北上し江戸崎を目指します。
次の桑山坂上バス停のあたりで、圏央道を越え、少しずつ住宅が増えてきたような気がします。
小野川を越えると、まもなく江戸崎車庫があり、手前の方は休んでいるようですが、奥のほうにはどうも廃車待ちのような感じのバスが並んでいます。
(写真で見ると後ろのバスには方向表示機がありません)




車庫を過ぎると江戸崎の町に入り、すごく昭和のままな感じで土曜日だからかシャッター街でしたが、JRバスの江戸崎駅の後ろで降ろされて終点となり、走り去っていきました。



写真の端に写っているのは、JRバス関東の土浦行きです。関東鉄道バスが12:40分着で、JRバスが12:40発なので本来は出会わないはずですが、早着してこうなりました。
元々はJRバスの駅でしたが、現在は佐原や桜川庁舎へのコミュニティバスと関東鉄道バスも乗り入れており、バスターミナルとなっています。
後で土浦駅でかなりの経年車をみたので、1世代前のエルガミオでなく、それだったら乗ったのになぁと思いました。


関東鉄道バス 稲敷エリア広域バス 江戸崎~ひたち野うしく駅




これもコミュニティバスに近いタイプだと思いますが、1日乗車券は有効と明記されているので安心して乗ることができます。
乗ってきたのは、先ほどのバスから引き続いて同じ面子ですが。

江戸崎をでると少し南へ進みます。江戸崎は町並みも昭和感が強いですが、道も手狭なので中型バスとはいえ、運転には気を使うと思います。
しばらくすると大型スーパーがあり、ここがタイヨー江戸崎店前というバス停でいかにもコミュニティバスといった感じです。ここから1人乗ってました。

その次は、稲敷美浦バスターミナルというバス停ですが、駐車場のような場所があるだけで、どこにバスターミナルがあるのかちょっとわかりませんが、通過して次は稲敷市役所です。ここも市役所の構内まで入りますが、土曜日ということもありただ入るだけで通過。
犬塚コインランドリー前、蒲ケ山コンビニ前と如何にもコミュニティバスといった停留所を通過して、圏央道を超えます。
その次の蒲ケ山交差点では数人が乗ってきました。その先で牛久市に入ります。




筑波南奥原工業団地へ寄っていくようなルートになりますが、平日はともかく土曜日の昼では乗ってくる人はいませんし、通勤も殆どマイカーな気がするのでどこまで寄る意味があるのでしょうか。
上記の写真のように、並木だけが目立ち静寂の中をバスが走り抜けていくような感じです。

2つ先の奥野生涯学習センターもセンターの中に入っていくのですが、外れの舗装すらされていないような駐車場で転回するので、このバスの扱いというものが寂しいものです。
このあたりの案内では、「牛久大仏」の文字が並びますが、数キロ先なのでこのバスとは無関係です。

しばらく進んで、ひたち野うしく駅が近づくと、また新興住宅地の様相となり、ひたち野東三丁目で数人乗ってきました。
ひたち野うしく駅周辺は、龍ヶ崎のニュータウンと同じように、ホームセンターやスーパーなどの大規模店がならび、こういう町並みには無機質な同一性を感じます。


関東鉄道バス 31A系統 ひたち野うしく駅~イオンモールつくば~つくばセンター



ひたち野うしく駅からつくばエクスプレスのつくば駅横にあるつくばセンターまでの路線で、この路線は途中のイオンモールつくばも含めて結構利用者が多く、実際1時間3本ほどの本数が確保されています。

ひたち野うしく駅を出ると、県道274号線学園西大通りへ出て、つくばへ西進します。
常磐線はアンダーパスをし、しばらくいくと中根北バス停で、ここまで少しバス停の距離が開いています。ここで1人乗ってきました。

この道は交通量も多いですが、広いのでスムーズに飛ばしていけます。ひたち野エリアを抜けると周囲も長閑な感じとなり、牛久栄進高校をすぎるとつくば市に入ります。

その先の稲岡交差点でイオンモールつくばへ入るために、牛久土浦バイパスに入ってからモールの駐車場を抜けてモール内のバス停にいきます。
どうもここは交差点の信号や駐車場のマイカーでかなり時間がかかってしまいます。
モールではかなりの人が降りて、そこそこの人が乗ってきます。

再び学園西大通りへ戻り、北上を続けます。
国道354号をアンダーパスすると、環境研究所・気象研究所と二つの施設が続きます。
次の洞峰公園から住宅も目立ちだし、乗ってくる人が次第に出てきます。

交通量も多いのですが、つくばでG20絡みの国際会議があったようで、それに伴う警戒が目立ち、パトカーもいました。
吾妻西の交差点で中央通へ右折すると、まもなくつくばセンターです。ここは、つくばエクスプレスのつくば駅でありますが、関東鉄道は競合関係にある面もあり、「つくばセンター・TXつくば駅」とセンターを強調して案内します。


関東鉄道バス 10系統 土浦駅西口~つくばセンター~筑波大学中央



※写真は終点で撮影。

土浦駅とつくばセンターを結ぶバスは、朝の一部を除いて筑波大学中央まで運行されています。ですが、ここまで乗ってきた人は殆どがつくばセンターで降りてしまい、乗客は入れ替わる格好になります。

つくばセンターを出ると中央通りを東へ進み、学園東大通りへ入ります。
竹園二丁目まで一端南下してから、学園竹園バス停を通って、県道24号線を東進するという、少し遠回りのルートを通りますが、このあたりでも乗り降りがあるので、営業上の理由で迂回しているのでしょう。

花室をすぎると、またローカル線の様相となり田畑に住宅が点在する感じです。
吉瀬のバス停の先で常磐道を越えると、すぐに土浦市に入ります。

土浦バイパスをアンダーパスして、田中町からは土浦の市街地に入ってきます。
そのままこのバスは直進して、土浦駅西口のロータリーにつきます。


関鉄グリーンバス 土浦駅~石岡駅~ヒルズガーデン美野里




※写真は石岡駅で撮影

土浦駅から北上する石岡駅方面を選択しました。石岡駅までいくバスが本数が限られるので、1時間弱休憩を取りました。
やってきたのが、かしてつバスデザインの関鉄グリーンバスの車両。
この系統は途中の中貫行が殆どで、1日2本程度しかないヒルズガーデン美野里行という事情もあってか、行き先表示は経由地を大きく表示しています。

土浦駅を出ると国道125号線へ出て、ここをひたすら北上していきます。
途中の関鉄本社前というバス停は、近くにそれらしく建物がないのですが、地図では一本入った奥にあるようです。
土浦一高で一人高校生を乗せ、若松町の交差点は直進して、県道64号線へ。
この交差点付近にはロードサイド店がありますが、過ぎると長閑な感じになります。

中貫バイパス入口の交差点で5分くらいでしょうか、右折していくのに時間が掛かりました。土浦バイパス(国道6号)自体がかなり混んでいたのと、信号の都合もありました。
やっとの思いで合流すると、中貫のバス停があり、今回は通過しましたが、多くの便はここで折り返しとなります。

このバスは中貫を過ぎると、かすみがうら市に入ります。土浦市内に比べると乗り降りが減っていき、(まあ当然ですが)土浦駅から乗ってきた人は殆ど消えました。
長閑になった景色をみて流れの悪い道にやきもきしていると、千代田庁舎入口の交差点を左折します。かすみがうら市の市役所を経由し、つくば国際大東風高校に立ち寄ります。
この立ち寄りは数便だけのようで、実際スクールバスもあり、なおかつ土曜日なので乗ってくる学生の数は限られていました。

再び国道6号へ戻り、北上を続けます。
立ち寄りの間に渋滞がはけたのか、少しスムーズになりました。
野寺坂のバス停は、丁度常磐道の千代田石岡ICがあり、少し流れが悪くなります。
まもなく、石岡市に入り恋瀬橋を渡ります。
これは川の名前で、名前はかわいいですが、特に何も変哲のない田舎の光景でしょうか。
晴れていたら筑波山が良く見えるものと思います。



恋瀬橋北交差点で、国道355号線へ左折すると、石岡の市街地に入ります。
到着予定時刻が16:50で、次の水戸行が16:55発なのでハラハラしていましたが、何とかこのあたりで安心しました。

国府三丁目の交差点を右折するとまもなく石岡駅で、上記写真のようにバスターミナルがあります。
殆どの客は石岡駅で降りており、この先へ乗る人は少なそうでした。


関東鉄道バス 石岡駅~水戸駅





さて、同じバスターミナルに水戸駅行のバスが待っていました。
どのくらい乗っているのかと思ったら、ゼロ。発車時刻まで3分ほどで乗ってくる人は私の他に居ませんでした。(やっとのソロバス)

三菱ふそう製の経年車で、大型バスのため車内も余裕があり、長距離バスなだけにありがたい限りです。

石岡駅を出ると一旦南下して、国道6号に入り、北上を続けます。途中、イオンの前で買い物帰り老夫婦が乗車してきました。
八軒台を過ぎるとまた長閑な感じとなり、まもなく小美玉市に入ります。
ちなみに、先ほどのヒルズガーデン美野里は小美玉市にあり、少し離れて並行している県道52号線沿いなので、頑張れば歩いてそちらまでいけると思います。(そんなことする人は居ないでしょうが)

しばらく進んで大曲のバス停あたりで、先ほどの老夫婦がおりて、またソロバスになりました。そのバス停にあったガソリンスタンドが、やたら人が居て何か福引っぽいこともしていたので、何があったのかと思いました。

まもなく小美玉市の市役所がありますが、あまり中心地という感はなく、そもそも合併して出来たということも考えればそういうものだろうかというところです。

先後入口バス停を最後に、小美玉市から茨城町に入ります。入ってもそれといって景色の変わるものではなく、引き続きのんびり進んでいきます。
ちなみに、「まずのちいりぐち」と呼びます。アナウンスで聞いてへえと思ったのですが、ネットで調べると同じ場所で「まつのち」というバス停もあるらしい。どちらが正解なのか。

茨城東高校を過ぎると東関東道を超え、その先で一旦国道を離れて茨城町の市街に入ります。奥ノ谷は役場にも近く、小規模な商店街もある中心地。ここで1人乗ってきました。

ちなみに、過去に鉾田駅から水戸駅までバスに乗ったことがあり、この路線とは奥ノ谷で合流するのですが、その時は茨城町役場の前まで寄ったのと、この茨城町区間で誰も乗ってこず、鉾田駅から水戸市内までまるまる1時間以上ソロバスだったということがありました。

2分ほど時間調整をして北上を続けます。
涸沼川を越えるころには、少し夕日も出てきて明るくなってきました。




その先の長岡では、一度国道6号線へ入ってから、長岡新田交差点を左折し、県道50号線へ入ります。その部分では以前乗った時もそうでしたが、少し時間がかかります。
県道50号に入るとまもなく水戸市に入ります。

平須バス停から住宅が増え、このあたりからはバスに乗ってくる人も増えてきます。
平須を過ぎると道が広くなり、茨城県庁があります。特に乗ってくる人はなく通過。
このあたりは交通量も多いですが、なんとかスムーズに走行できていました。

実は、ガルパンの戦車カツを食べるというサブ目標を持っていたので、けやき台団地を目指しており、途中の緑岡中学校入口から、ときわ台団地まで歩いて、乗り換えることを当初考えていました。
しかし、このバスが北口に到着する予定の18:15に出る、南口発のけやき台団地があり、今の調子なら間に合うのではと思い、賭けにでて水戸駅まで乗りとおすことにしました。最も間に合わなくても、ときわ台団地からのバスは水戸駅を通るので、さほどの問題はありません。

千波湖バス停は、右手に千波湖が見え、南下するバスであれば湖が撮れるかと思いますが、あいにく反対側なので撮れませんでした。
常磐線の臨時駅である偕楽園駅を横に、複雑な立体交差を越えると、偕楽園入口バス停があり、それっぽい雰囲気はありませんが、少し歩くと偕楽園の門があります。

大工町交差点を右折し、国道50号に入ると水戸の中心地で交通量も多いですが、バスレーンがあり、なんとか今までのスムーズさを保って、水戸駅に到着しました。


関東鉄道バス 水戸駅南口~けやき台団地


※カメラの電源が切れたので以降写真無。

18時過ぎに水戸駅北口について、何とか構内を通って無事に南口のバス停へ。定刻18:15分着のバスから18:15分発のバスへ乗り継ぎが出来てしまいました。

この系統は今年の4月に出来たそうで、既にときわ台団地~千波~水戸駅北口~酒門~けやき台団地というルートがありますが、大回りになるので直線的にけやき台団地周辺と水戸駅を結ぼうという意図ではないでしょうか。

水戸駅を出るとそのまま南下していきます。
市内の通勤通学路線の様相で、みなみ団地入口あたりで人が降り始めました。
その先の水戸バイパスを左折します。この区間が今までなかったものと思われ、酒門東バス停まで距離がありました。
その先は元々の路線であった、バス停を回って終点のけやき台団地は、数台が待てそうな待機スペースと乗務員休憩用の建物、待合所がある場所でした。


関東鉄道バス けやき台団地~水戸駅北口~ときわ台団地


さて、クックファンで戦車カツを食べ、またけやき台団地の折り返し所に戻ってきました。本日最終となるときわ台団地行です。

折り返し所から乗ったのは他に1人でしたが、けやき台団地周辺で10人近くは乗ってきましたでしょうか。夜の最終とはいえ結構乗るものです。

中央児童公園バス停の先を右折し、先ほどの南口発の路線とはわかれます。
外は真っ暗なのでよくわかりませんが、団地周辺をでるとかなり長閑なものと思われます。

竹隈町の先で、常磐線と大洗鹿島線の踏切があります。直後に左折し、線路脇を進みますが、もう一度水郡線の踏切があります。
都会とは違うとはいえ、これだけ踏切があると場合によってはかなり時間がかかるかもしれません。
時間の都合もあるので、水戸駅で下車し、帰宅しました。


おまけ クックファンの戦車カツ


6種類メニューがあって、明らかに1人では食べれない2つを除くと4種類あって、もともとのオリジナル(TVアニメ10話のもの)と最近劇場版にあわせた新作3種類があるのですが、折角なので新作の「Ⅳ号H型(D型改)仕様」を注文してみました。




本体のとんかつに、砲塔のメンチカツとシュルツェンのハムカツという組み合わせで、揚げたてでジューシーでおいしかったです。見た目重視の品ですが、味もおいしいです。
店内にはガルパン関連のイラスト、色紙、サイン等色々あって中々のものなので是非。