TMO
Part1のページを公開した後に、TwitterでAに近いが買収戦略をとっていて良いという旨の情報をご教授いただきました。
御礼申し上げます。
財務基盤についてはAと甲乙つけがたい感じですが、こちらはEPSが順調に伸びていることを好感しました。
ビジネスについて、年次報告書を見ていきます。
私たちの使命は、お客様が世界をより健康に、より清潔に、より安全にすることを可能にすることです。製薬およびバイオテクノロジーに携わる40万人以上のお客様にサービスを提供しています企業、病院、臨床診断ラボ、大学、研究機関、政府機関、環境、産業の品質とプロセスコントロール設定。75,000人を超える同僚からなる当社のグローバルチームは、革新的なテクノロジー、購入の利便性、医薬品のユニークな組み合わせを提供しています
業態は似ているため、Aと同じような戦略で買うことができるかと考えます。
細かく見るとどちらが〇〇に強いという特徴があるのかと思いますが、私の理解力では年次報告書を読んだだけではそこまではわかりませんでした。
同じシナリオで買えるの株の中で、成長重視ならTMO、(どちらかというと)還元重視がAというのが印象です。
当社の遺伝子科学事業は、顧客を支援する高価値のゲノムソリューションを提供するために使用されるさまざまな機器と関連試薬を組み合わせています研究、臨床、応用市場における決定。当社の製品には、遺伝子発現、ジェノタイピング、またはタンパク質の変化を個々の遺伝子ごとに特定するために使用されるリアルタイムPCR技術が含まれます。
ゲノム系に強みがあるのでしょうか?
この辺りも需要が伸びる可能性が高いと思われるので、面白いのではないでしょうか。
ISRG
インテューイティブ・サージカルは、ダ・ヴィンチという医療用ロボットを扱う会社で、この分野では大きいシェアを持っています。
但し、ロボットといっても完全に自動で動く…という意味ではなく、医療器具の1つというレベルのようです。
ここを狙うのもAやTMOと理由は近いです。
医療用ロボットという分野自体には、Google等のハイテク企業も参入してきています。そのような分野で生き残るのは容易ではない…とも考えられますが、私見では医療の分野においては乗り替わりのコストは高いのではないかと考えます。
人命を預かるため過去のエビデンスが重視される。実績の少ないものを採用するのは難しい。よって扱う現場の側としても慣れたものを欲しがる。ということは、ネットワーク効果があると言えるのではないでしょうか。
ダ・ヴィンチの特許は切れたようですが、それによって業績に何か影響があるようにはパッと見は見えませんでした。
Vinciシステムは、手術室に3次元の高解像度(「3DHD」)画像を表示しながら、コンソールに快適に座った状態で動作します。この没入型視覚化は外科医を外科領域とその器具に接続します。コンソールに座っている間、外科医は自然な形で器具のコントロールを操作します開腹手術と同様の方法で。私たちの技術は、人間の手首の動きに類似した一連の動きを外科医に提供するように設計されています。
ダ・ヴィンチシステム自体が高価でもありますが、それに加えてメス等の器具も専用のものを消耗品として用意しなければならないので、普及すればするほど儲かるという強力なビジネスを確立しているといえるのではないでしょうか。
1つ気になる点といえば、自動化のレベルが高い医療用ロボットが出現した場合、一気に引っくりかえされる可能性があるのかもしれません。