2020年4月17日金曜日

これから買っていきたい銘柄 Part1

はじめに


現状の乱高下する相場の中で投機的なサテライト戦術で遊び散らしていましたが、銘柄探しも並行して行っていました。
その内容について、メモを残しておこうと思います。
財務分析とかではなく、何で欲しいと考えるかということを中心に書いています。

なお、これらの銘柄については、投資を推奨するために挙げているものではありませんので、興味を持たれたとしても、裏取りを十分になさってからにすることを推奨します。
筆者は、投資の結果及び内容の正確性は一切保証しません。
また、抜粋している年次報告書の内容はすべてGoogle翻訳で流し読みしているものなので、記載意図と筆者の認識に相違がある可能性があります。

有名な銘柄


特にわざわざ挙げるほどのものではないが、投資を検討している株。

AAPL
AMGN
BRK.B
CRM
GOOG
JNJ
KO
MA
MCD
MMM
MSFT
ORCL
T
UNP
V
VRSN

赤字が保持していない株です(ETF除く)。
保持していないところから、買っていこうと思います。特に太字の株が個人的に早めに買っておきたいなと考えています。


銘柄選定の概要


筆者が興味を持つ分野は、「環境」「健康」「分析」の3点です。

私見ですが、既に富が行き渡っているこの世の中で、人が何を求めるか、何が不足する可能性があるとなれば、「環境」ではないでしょうか。
環境というと幅広い言い方をしていますが、主に水や食料、大気などが考えられます。

その次が健康です。お金を持った人は長寿を望むのが普通であります。
また、社会が豊かになるに連れて生活習慣病なども増えているため、大衆にかかる医療費も増えることはあっても減ることはないでしょう。

最後の「分析」は、これらの問題を解決するために必要な要素の1つと考えるためです。


他にも面白そうな会社があったら考えてみたいのですが、情報収集能力の限界で見落としも多いと思うので、よろしければTwitterで絡んでもらえると幸いです。


A


アジレント・テクノロジーズです。
分析機器の大手メーカーですが、ライフサイエンスに強みを持つためヘルスケアセクターに属します。
ヘルスケアといえば製薬会社というのが目立ちますが、人が製薬会社を中心にみているのであれば、別路線から攻めたくなるのが筆者です。

私見ですが、製薬会社(バイオ医薬も含む)というのは、特許というワイドモートを持ちます。しかし、この特許が切れる前に次の稼ぎ頭を生み出せるかというとギャンブルの側面があるとも言えなくはないです。
同じヘルスケア分野でも、医療機器や分析・データ系の会社等は、製薬会社に比べると安定して伸びやすいのではないかと考えています。医療機関で実績のあるものは、人の命がかかる分野だけで、乗り換えコストは高く、薬と比べて急により安全で確実な薬が出てひっくり返るみたいなことが少ないのかと考えています。

アジレント・テクノロジーズについては、年次報告書から抜粋ですが
医薬品、バイオ医薬品、CRO、CMO市場。この市場は、製薬業界全体に参加する「営利」企業で構成されています治療研究、発見と開発、臨床試験、製造および品質保証と品質管理の分野におけるバリューチェーン。1つのサブこの市場のセグメントは、コアで新興の製薬会社(「製薬」)です。2番目のサブセグメントには、バイオ製​​薬会社(「バイオファーマ」)が含まれます。受託研究機関(「CRO」)および受託製造機関(「CMO」)。バイオファーマ企業、そしてやや少ないがCROとCMOは通常、製薬業界のバリューチェーンの特定のポイントに参加します。
と記載されています。
つまり、現状ヘルスケア業界は、チャイナウイルスの影響で”不要不急”の手術等が伸びるなどのことがあり、マイナスの見方が出てきています。
しかし、アジレント・テクノロジーズの場合は、BtoBをターゲットとしており、「一時的」に製薬会社等が売り上げを減らしても、急に研究開発の費用は削減できないとなれば、成長軌道に大きな影響が出ないとも考えられます。

また、アジレント・テクノロジーズの事業ポートフォリオには、天然ガスや石油精製に関係する部分があります。この部分が足を引っ張って株価が安くみられるとすれば、却って長期投資家にはお得とも言えなくはないです。

もう一つ事業ポートフォリオで気になっているのは
環境と法医学の市場。当社の機器、ソフトウェア、ワークフローソリューションは、環境市場で次のようなアプリケーションに使用されています。空気、水、土壌および固形廃棄物中の化学汚染物質の実験室およびフィールド分析。環境業界の顧客には、政府のすべてのレベル、産業および製造部門、エンジニアリングおよびコンサルティング会社、商業試験所、および大学。
です。 ヘルスケアで基盤がある上に、環境分野も重視しているのは筆者的に楽しみであります。

HON


ハネウェル・インターナショナルです。
この株はどちらかというと割安だから買いたいというところです。資本財セクターに当たりシクリカル銘柄に該当するように思います。
どうしても暴落相場の時は、ディフェンシブな株(生活必需品とか)を買いたがる人が多いですが、暴落相場で拾うべきは、これから上がる株を買う方が儲かるのです。
なので、上記のMMMもそうですが、資本財セクターは仕込み甲斐があると考えます。セクター全体で買うべきではないと思いますが。

次に、色々な斬新なサービスが続々と出現するハイテクセクターと比べると地味ですが、製造業はそのような会社のサービスを利用して、効率を上げ・コストを下げ・品質を上げることが可能ではないかと考えます。
また、原油安の局面であれば、それ自体がコスト減につながるのもプラスな点です。(いずれ原油価格は戻るとは思いますが)

その中でハネウェルを選んだ理由は、営業CFマージンが比較的高めなのと財務基盤が安定していることでしょうか。
財務基盤がしっかりしているということは、まず生き残れることであり、M&Aを通じてより強固な事業ポートフォリオを構築できる可能性があるということを示します。

ただし、実際買うのはもっと下げ切ってからということになります。
見てわかるとおり、当面多くの打撃を受ける航空業界の影響をそれなりに受けるためです。
現状でもそこそこの益回りに「計算上は」なりますが、比較的遅くまで影響が残ると思うので、引き付けてから買おうということになります。この辺りはMMMも同様です。

もう一つ個人的に考えるシナリオには、チャイナからの撤退が進む場合、トランプ政権の方針的なものもあるので、アメリカの製造業が戻ってくる展開もある程度の確率であるかなと思います。
そういう局面になった場合、想定よりも資本財セクターが大きく伸びる可能性があるのではないかと読みもあります。
特に、ハネウェルの年次報告書には
当社の防衛および宇宙事業部門の経営成績は、防衛および宇宙計画に対する米国および外国政府の予算の混用、およびコンプライアンスリスクの影響を受ける可能性があります。
という記述が記載されています。
逆説的に防衛産業が活発になれば、プラスの影響を受ける場合があることを示しています。


Part2へ続く