高山本線 高山~猪谷
始発の高山駅は真っ暗でした。正しくは、終点の猪谷についた6時半過ぎでも真っ暗でした。
今後の兼ね合い上、始発ではないと氷見線に乗れないことになって仕方なかったとはいえ、未乗区間が暗闇で勿体無いことをしたと反省。
ということで特に語りようがないです……。
高山本線 猪谷~富山
猪谷駅で待っていたのは、キハ120系の3連。
しかし、私は2連までしか見たこと無いので驚きました。
しかも、2両目だけ番台が違うので、ドア手動というちぐはぐ編成。
さて、猪谷はすでに富山県富山市であり、神通川沿いにしばらくは進んでいきます。
時間帯もあるのか、広大な鉄道施設と裏腹に、高山から来た列車の乗換以外に殆ど人が居ません。
昔から急流とか水害が多いとかで有名ですが、冬ですし、雪も降っていないので至って穏やかであります。
とはいえ、短い区間に何度かダムを見るので、その片鱗がうかがえます。
次の楡原から早速学生が乗車してきます。この車両がキハ120を3両も連結しているのか、それをこれから思い知らされることになります。
神通川を渡った先には笹津の駅があり、また通勤通学の人が乗ってきます。
また、ここまで来ると猪谷のあたりの山がちな風景から、平地に近くになってきます。
笹津から先は国道41号のルートを逸れて、西へ迂回するような格好となり、再び神通川を渡ると東八尾駅があり、その次の越中八尾から一気に乗る人が増え、満員とまではいかずともキハ120系では想像できないラッシュの世界に入ります。
その先も駅でも人は増えていき、富山駅につきました。
氷見線 高岡~氷見
富山からは、あいのかぜ富山鉄道とかいうきらきらネームの元北陸本線を通過利用し、高岡駅までやってきました。
城端線は過去に乗ったことがあるので、今回は氷見線だけです。
高岡を出ると、越中中川、能町と市街地の中をゆっくり走っていきます。
能町の先から工場が増えてきます。
小矢部川を渡った先にリサイクル施設があって、廃車になったと思われるバスや鉄道の車両が転がっていました。
次の伏木は西へカーブする途中にあり、その次の越中国分から海沿いに出て、雨晴駅につきます。このあたりは晴れているととても景観のよいところですが、あいにくの天気でした。
雨晴の次の島尾駅の手前で、氷見市に入ります。
このあたりは少し内陸側へ戻り、氷見駅につきます。
加越能バス わくライナー 高岡駅前~七尾駅前
高岡まで氷見線で戻り、高岡駅から能越道を通って和倉温泉までいくわくライナーという高速バスを利用しました。
脇を経由する路線バスでも同じように七尾駅までいけるのですが、脇で3分乗換というちょっと怖すぎてやりたくない乗換なので、素直にこのわくライナーを利用してみました。
結構、バス停で人が待っていたので、意外と乗る人が居るのだなと思ったのですが、まず先に来た世界遺産バス(五箇山方面)には誰も乗らず、次にやってきたのが名古屋行きの高速バスでこちらにごっそり乗って行き、わくライナーには結局自分含め4人ということで、中々に苦戦しているようです。
高岡駅を出ると、少し南にある新高岡駅までバスは向かいます。
何だか、新幹線駅と同じかそれ以上にイオンモールの存在感が溢れている駅です。
ロータリーに入ると、横にちょこんと城端線の駅がありまして、このバスには新幹線から乗ってくるのかと思うと、まさかのゼロ人。
まあ、和倉温泉・七尾が目的地なら金沢まで行ってから、特急が早いでしょうが。
さて、結果的に無為な寄り道をした後、県道57号線高岡環状線というものに入ります。やたら陸橋が立派な道です。
こういうのを見ると、やたら道路に税金突っ込んで、自家用車増やす方が環境的に悪いよなぁとしみじみ思います。よそ者の都会人の発想ですが。
この道を真っ直ぐ進むと高岡インターにつき、能越道に入ります。
能越道は暫定2車線の状態なので、70km制限で結局は早く走れないのですが、街中のように渋滞はないので快適に走れます。
途中の氷見インターで能越道を降りると、道の駅があるひみ番屋街というところに止まります。ここで2人降りて1人乗ってきました。
ちなみに、ここは氷見駅からはかなり距離があるので、高岡までは戻るしかなかったのです。
その先は岩井戸温泉までは下道を通るので、脇線に乗れなかった分一部だけ走ってくれるという感じです。最も、雨も強くなってきて風景は……ですが。
とはいえ集落の中の狭い道を高速バス仕様で、コミュニティバスレベルの乗客を乗せて走るので面白いことは面白いです。
灘浦インターから能越道に戻り、まさにそのまんまの「能越県境」というPAのところで石川県に入り、七尾城山インターで出て、七尾の駅につきます。
ここで残っていた3人の乗客が降り、空気を運んで和倉温泉へと旅立っていきました。
のと鉄道七尾線 七尾~穴水
七尾の駅では、こののと鉄道線と北鉄奥能登バスで使える奥能登まるごとフリーきっぷを買いました。
3000円で2日間、のと鉄道と北鉄奥能登バスの全線で使えるという、気前のいいものです。(運賃考えれば…ね)
この切符があったからこそ、JR乗りつぶしよりも、奥能登のバス旅を優先させたわけです。
七尾を出ると、和倉温泉までは電化されており、JR車は特急だけが走ります。
この区間で青春18切符が使えるのか使えないのか、なんか後者な気がするのですが、このフリー切符があるので臆することはありません。
しかし、和倉温泉でごっそり客が降り、学生や地元客が数人残るだけという厳しい出だしに。
和倉温泉を出るとのどかな景色となります。次の駅が田鶴浜ですが、本当に鶴がいるのでしょうか。田んぼに白い野鳥がいましたが、そこまではわかりませんでした。
その先の能登中島駅は、少し降りる人がいました。西岸駅から海沿いに出て、このあたりは対岸に能登島が良く見えます。
遠くにツインブリッジのとが見えました。
一人ひとりと降りて行き、終点一つ前の能登鹿島でついに私1人になり、穴水駅につきました。
北鉄奥能登バス 穴水線 穴水駅~門前
ここからはバス旅になります。
まずは、穴水から門前を目指します。穴水総合病院から来ているので、既に何人かの地元客が乗っていました。
県道1号線に出て、此の木のバス停からも何人か乗ってきました。
このバス停は、金沢方面からの特急バス通るようで、それからの乗り換えでしょうか。
此の木から先は山道になり、小又の交差点を左折し、県道7号に入るとまもなく輪島市門前町に入ります。輪島市に入ると下り坂になり、ちょこちょこ下りる人がいました。
その先国道249号との交差点は左折し、その先は集落内に左折して入っていくと、門前のバス停はすぐです。
ここは北鉄奥能登バスの門前支所となっており、車庫や切符売り場があります。
ちなみに、門前につくと久川行きのバスが接続するように待っていました。
乗ってみたいのですが、戻ってくるバスが無いので、さすがにいけませんでした。
(回送で戻るくらいなら乗せて欲しいものですが……乗務時間の都合などもあるでしょう)
北鉄奥能登バス 輪島線 門前~輪島駅前
門前からは輪島へ向かいます。
先ほどの門前行きと違い、このバスには学生1人しか乗ってきませんでした。
輪島行きは先ほどの国道249号へ戻った後、先ほどは県道7号から着ましたが、このバスは直進します。
この道も先ほどと同じく平凡な山道で何か特筆することはないのですが、スムーズに進んでいきます。途中で学生も降りていくと、ソロバスとなりました。
途中で中屋トンネルという長いトンネルを抜けるとくだりとなり、旧門前町のエリアから輪島市内に入ります。
輪島市内は交通量はそこそこあるのですが、どうにも元気が無い印象でした。
(能登全体がそのような印象で、特に路線バスはそうなので残念ですが)
輪島駅は、道の駅となっていますが、少しその雰囲気は残されていました。