2019年3月30日土曜日

学問のすゝめ(福澤諭吉著)後編

学問のすゝめ
近代日本を代表する思想家が説く、国民の精神革命。自由平等・独立自尊の理念を掲げ、西洋的「実学」を奨励する不朽の書に、より多くの読者が親しむことを企図し、本書は流麗な文語調の原文に長年の研究成果を結実させた丁寧な語釈・解説を付した。国際社会の中の日本、日本人のあり方を考えるうえで、いまなお重要な指針を示す現代人必読の一冊である。


前編からの続きです。




第九編


古の時代より有力の人物、心身を労して世のために事をなす者少なからず。今この人物の心事を想うに、豈衣食住の饒かなるをもってみずから足れりとする者ならんや。人間交際の義務を重んじて、その志すところけだし高遠にあるなり。今の学者はこの人物より文明の遺物を受けて、まさしく進歩の先鋒に立ちたるものなれば、その進むところに極度あるべからず。今より数十の星霜を経て後の文明の世に至れば、また後人をしてわが輩の徳沢を仰ぐこと、今わが輩が古人を崇むがごとくならしめざるべからず。概してこれを言えば、わが輩の職務は今日この世に居り、わが輩の生々したる痕跡を遺して遠くこれを後世子孫に伝うるの一事にあり。その任また重しと言うべし。
この場合における「人間交際」とは社会のことを指します。
衣食住が足りるということで満足せず、社会に対する義務を重んじて高遠を目指す。そのような先賢から、今の人間は「文明の遺物」を受け取っている立場なわけです。
だとすれば、今の人間は、将来の世代に対し、我々の世代のものを残し、伝えていくという重大な責任があるということです。
しかし、現代社会を見ると「文明の遺物を受け取っている立場」であることを自覚している人はどれだけいるのでしょう。筆者が批判する武士のように、巻き上げた税金は当然のものとして受け取っている、それと現代人はどこまで違うのか。いや、さほど違わないのではないだろうかと思う次第です。


2019年3月27日水曜日

20190320:【おまけ】秋芳洞

この記事のおまけとして、秋芳洞を写真を交えて振り返ります。

秋芳洞


日本最大級の鍾乳洞として有名で、洞内は約1kmが観光用に公開されています。
足元は暗いですが、比較的整備されているので、健康な人であれば問題なく歩けます。
今回は正面入口から入りましたので、その順番で紹介します。

まずは、正面入口。


ぶれぎみの写真で恐縮ですが、水の音が響く入口です。
今回は人も少なかったので、静寂の中に水の音が流れ、癒される感じでした。


奥に居る人や音声ガイドの機械と比べると、如何に洞穴が大きいかわかるでしょう。


百枚皿。これが出来るのに何万年という時間が掛かっているというと、如何に壮大な物語の結晶でしょうか。
しかし、個人的には皿というより棚田に見える気がします。


次の名所は洞内富士。その名の通り富士山みたいな形をしている石柱です。



またまた微妙な写真ですが、下の部分が千町田です。
こちらの方が棚田をイメージした名前なんでしょうが、私には百枚皿の方が棚田に見える。。。
まあ、命名されたのは昔のことなので、日々成長(?)している鍾乳洞からするとそういうものなのかもしれませんね。



たぶんこれは名も無き場所ですが、秋芳洞では洞内が広すぎるためか、このような感じで向かってくるような勢いで垂れてくる鍾乳石というのは、あまり見かけない。



大黒柱…というには少し弱そうな。


黄金柱は、百枚皿と並んで秋芳洞の名所。こちらは、見た感じまだまだ成長中の感がありありと感じられます。
一番上まで見ようとすると首が痛くなりそうです。



黄金柱の下部はこんな感じ。

ここから先は黒谷支洞です。


厳窟王。名前も格好いいですが、見た目も格好いいです。
遠目から見ると強そうですが、顔?の部分を見ると何か柔に感じられて、対照的で愉快です。



突然出てくるマリア観音。何かいたずらでおいてあるようにさえ感じてしまいますが、丁度ここに出来たものでしょう。あまりにもど真ん中なので囲いで守られています。


まだまだ紹介したいところですが、何分安物のコンデジに素人が撮っているもので、お見せして振り返るにはお見苦しい写真ばかりで、あっさりとした紹介になってしまいましたが、観光に行って見たい方、行けないけど興味ある方にお役に立てればと思います。