2023年3月25日土曜日

20220520:水戸~常陸大宮

今までは関東鉄道バスの1日乗車券で活用してきましたが、さらにローカルな路線や経年車も多い茨城交通にもチャレンジすることになりました。

茨城交通は、1日乗車券もなくICカードも独自のものしか使えないため、今までは躊躇していましたが、独自のICカードいばっピを使うと割引が諸々使えること、またローカル路線の多い常陸大宮と常陸太田の市内では、本来の運賃より有利な運賃になっていることがわかったので、行ってみることにしました。

初回のこの日は、水戸駅から城里町の石塚車庫を通り、常陸大宮市の御前山車庫までいくバスに乗りました。この路線は通常運賃ですが、以降は常陸大宮市内を巡り、どれだけ乗っても1乗車200円という非常にお得な設定になっています。


45系統 御前山車庫行




最初にのった御前山車庫行は、水戸駅を出ると左折し、大工町交差点で右折し、茨城大学入口方面へ向かいます。この辺りは、茨大や茨大前の営業所行の路線、渡里ゴルフセンター行の路線等非常に多くの路線が走っています。

このバスも中々の乗車率で発車しましたが、20人くらいはいたでしょうか、茨大前のバス停で降りており、茨城大学がバス輸送に占める影響が多いものと思われます。

渡里のエリアを過ぎると、のどかな雰囲気となり飯富のあたりでは比較的狭めの集落内の道へとそれますが、また国道123号線に戻り、石塚と終点付近の長倉の周辺を除けば、ほぼこの国道沿いを進みます。

城里町の石塚は町の中心部であり、石塚車庫というバス車庫があり、路線が長距離であるためここで夜間は留置するバスもあるのでしょうか。また、石塚までの区間便に当たる40系統、本路線とは異なる経路で水戸と石塚を結ぶ41系統、赤塚駅からの42系統と、城里町内で旧七会村方面へ向かうローカル路線もあるため、ターミナルということになりますが、現地にはその面影はあまりなく、市街地の外れにあるバス停という感じです。

石塚から先はさらにのどかな感じになりますが、基本的には国道沿いなので交通量も多く、人家もそれなりに存在します。

道の駅かつらを過ぎ、やや手狭な印象の那珂川大橋を渡ると、常陸大宮市に入ります。ここが野口のエリアであり、ここにも野口車庫という車庫があり、45系統の一部便は野口車庫で折返しとなります。

野口を過ぎると那珂川沿いを栃木方面へと進み、長倉宿入口の交差点で長倉方面へ行くのですが、乗り換えの都合上、このまま御前山車庫へ行くと次の乗り継ぎに間に合わないということで、手前の四季彩館入口というバス停で降りました。

何にもないバス停で降りると怪しいかと思って、温泉施設である四季彩館の入口というバス停で降りたのですが……これが大きな過ちでした。

ちなみに、長倉~御前山車庫は、後日訪問しており、その際は四季彩館にも改めて訪問しました。


大宮~御前山線




この路線は、上記の路線名(特に系統番号等はないので、常陸大宮市の公式サイトを基準とした)の通り、御前山車庫発着であり、元々御前山車庫で乗り換える想定でしたが、間に合わなかったのは前述の通り。

では、過ちは何かというと、このバスは四季彩館の構内に入ります。上記画像の通りです。しかし、先ほどのバスで降りた、四季彩館入口バス停は通過します。そのため、このバス停では下りず、一つ先の長倉のあたりで降りておけばよかったのです。

仕方ないので四季彩館の構内にあるバス停まで歩いたのですが、急斜面を上る羽目になり、急いでも5分、ゆっくりいけば10分くらい見てもいい道のりで、しかも時間に追われているため必死でした。が、何とか間に合いました。

このバスは野口までは同じ経路を戻り、野口の交差点で那珂川大橋を渡るのではなく、直進して常陸大宮市街地へ向かいます。

途中大宮工業団地の中も通りますが、平日の午前中ということもあり乗降もなく、常陸大宮駅までつきました。


大宮~山方線



常陸大宮駅から比較的良い乗り継ぎで、三太の湯という旧山方町エリアにある温泉施設へ向かう路線に乗りました。国道118号線を北上し、道の駅常陸大宮(かわプラザ)や山方宿駅を経由します。

基本的にのどかな景色が続き、道の駅常陸大宮は規模の大きい施設で訪問者も多いですが、バスで訪れる人は皆無で、構内に入りますがそのまま戻って北上を続けます。

途中、山方宿駅周辺で集落内に入り、数少ない乗客が乗ってきます。岩井橋で久慈川を渡り、県道249号に入ると狭隘区間も出てきます。このエリアの諸沢の集落で乗客はほぼ降りて、終点の三太の湯につきました。

11時台の便で三太の湯にいくと、1時間ほどの時間があるため、この温泉施設に入り、食事をしてから戻りましたが、平日で比較的すいていることもあり、気持ちの良い温泉だったので、気が向いたら再訪してみたいです。


大宮~緒川・美和線(かざぐるま経由)






常陸大宮駅から、緒川・美和地区に行く便は、3系統存在し、

  • 大宮駅~白谷峠~物産センターかざぐるま~道の駅北斗星
  • 大宮駅~白谷峠~高部車庫~道の駅北斗星(~塙)
  • 大宮駅~長沢~高部車庫
となり、本路線は一番上の経由となります。

この路線は、常陸大宮市街を抜けると、国道293号線を直進します。大宮北小学校のところだけ一時的に集落内の道に入りますが、また国道に戻り、その先の峠が白谷峠で、ここを超えると旧緒川村のエリアに入ります。上小瀬十文字で、高部車庫方面と別れますが、このバスは国道293号を引き続き直進し、花立トンネルを超え、鷲子の交差点を左折するとまもなく道の駅北斗星で、大宮~緒川・美和線の大半はここを起終点駅としています。

道の駅北斗星は、旧美和村の道の駅で、規模が小さいですが、そこそこ直売所にはお客さんがいます。


大宮~緒川・美和線(高部車庫経由)




道の駅北斗星で30分ほど休憩していると、高部車庫を経由してやってきた後続便が来ました。この便は平日・土曜日のみ道の駅北斗星から先、県境近くの塙まで行く便です。

1名だけお客さんが乗っており、途中の鷲子の集落で降りていき、まもなく塙のバス停に着きます。



塙バス停は、道路横の駐車スペースみたいなところで折り返します。5分ほどの待ち時間で折り返していきます。

先ほどの鷲子の交差点をこのバスは直進し、高部宿の古い町並みの外れに高部車庫があります。ここには車庫の建物がありますが、大宮~高部線の「長沢経由」として案内されるバスのみがここを終点としています。

この区間を走る県道29号は、一部に狭隘区間が残るものの、基本的には快走路で特にこのバスに乗る人はいないまま進みます。

途中、長沢峠下のバス停を過ぎたところで右折し、美和ささの湯という温泉施設を経由し、上小瀬十字路まで戻ると、先ほどのバスと同じ経路で常陸大宮駅まで戻りました。