2018年12月25日火曜日

20181222:久大本線、鹿児島本線、長崎本線、唐津線、筑肥線

九州遠征の三日目です。

久大本線 由布院~日田



6時45分の始発で、日田へ向かいます。
しかし、ご覧の通りで真っ暗でした。

由布院を出ると、次の野矢まではかなり距離がありました。約10分ほどでしょうか。
トンネルも何箇所かあり、峠を越えて隣の九重町に入ります。
野矢では乗り降りはなく、次の豊後中村から高校生が乗ってきます。土曜日の早朝から大変な通学です。さらにその次の引治からも。
ローカル線の早朝便によくある通学列車というやつです。
あまり騒ぎたてられなければ、別にいい困ることはないのですが、ロングシートの車両なので、何分混みすぎて立つようになると困るわけです。
都会では見かけない素朴なJKが近くにいる(かもしれない)のは、都会の寂しげなおじさんにはよいものですが。

二駅先の豊後森からもさらに乗ってきまして、少し混雑してくるのですが、このあたりで日の出ということで周りが見えるようになってきました。
豊後森から先は国道210号に並行する形になります。

その先の天ヶ瀬駅は、天ヶ瀬温泉が駅の近くにあり、河原に温泉があるとか。
さすがに列車の車窓からはそこまではわかりませぬ。
こういうところなら、外国人とか少なくてもよいのかもなぁと思いつつ、旅の性質上温泉旅館は使いづらいんだよなぁと。夕食・朝食が決まっていても、それより後や前になるケースはざらですしね。事前に趣旨とか説明しておけば対応してくれるんですかね。
某バス旅の蛭子さんじゃないけど、楽だし安牌だからビジホにしたくなるんですよね。過去には煩くて寝れないことも何度かありましたけども。ケチりすぎはいけませんな。

その後は小さい駅を2つ挟んで、日田に到着します。
日田では多くの学生が降りてゆき、私は向かいで待つ久留米行きへ移動します。

久大本線 日田~久留米



今度はボックスシート車で心配ないのですが、結論からいうと久留米駅手前までほぼ混雑と無縁でした。

日田を出て二つ目の駅が夜明で、ここから日田彦山線が出ているのですが、今のところ不通区間があり存廃が気がかりなものです。
この付近は久大本線も不通の時期があり、車窓からなおも工事の後があり、まだ爪あとが残っています。


夜明の次の筑後大石から福岡県になります。
福岡側は左右共に山が見えますが、なだらかな平野部を列車は進みます。


相変わらずの曇天が続きます。
筑後大石から3駅目の田主丸から久留米市に入ります。
河童の伝説があるとかで、この田主丸という駅は河童推しのようで、


このようなものがホームから見えます。後でwikiで見ると駅舎も河童だそう。
町おこしの一環なのでしょうか。

その先も御井までは長閑な田園風景が続き、そこからは久留米市の市街地が近づき乗り降りが増えると鹿児島本線・新幹線との乗換駅である久留米市に到着します。

鹿児島本線 久留米~鳥栖



見慣れてきた813系9両編成で小倉行きが来ました。
次の目的は唐津線なので、佐賀駅までは移動のターンです。
久留米市は福岡ですが、博多まで行くのにはJRだと必ず佐賀県を通るようになっています。

久留米駅を出るとすぐに筑後川の橋梁があり、その先は佐賀県鳥栖市です。


橋梁は、このように写り込みが起こるので撮るのが難しいです。速度的に見てなんとかできるものでもないし、撮り直すにも一瞬なので。それでも、この筑後川は長いのでチャンス自体は2,3回はあるでしょうか。

次の肥前旭を過ぎると、九州新幹線と別れて鳥栖駅に着きます。

長崎本線 鳥栖~佐賀



写真はLEDが変わる前ですが、肥前鹿島行に乗りました。
二両ワンマンで座席が埋まる程度の混雑で出発します。

次の新鳥栖は新幹線の下にある小さな駅という感じ。新幹線ができた後に作られた、そのための駅です。

この後も佐賀平野の比較的長閑な感じが続きますが、そこそこの乗り降りはあります。
吉野ヶ里遺跡も鉄道から近いところにあるのですが、それと事前に確認していてもあんまりよくわからなかったです。うとうとしていただけかもしれませんが。
30分ほどで佐賀へ到着します。

唐津線 佐賀~鬼塚



佐賀駅からは唐津線の列車が出ています(厳密には久保田までは長崎本線)。
30分以上前にホームにいったら早速キハ47系がいたので、色々撮影して、本を読んでと時間をつぶしました。

佐賀駅を出ても引き続き、平野に田園地帯が続きます。
鍋島の次にはバルーン佐賀という臨時駅があり、このあたりでバルーンフェスタというのがあるそう。
平野が広がっていて障害物が少なく見通しがいいという地理的特性などもいかしたイベントなのでしょう。

その次の久保田から唐津線へ分かれます。
丁度、奥に真っ直ぐ進んでいるのが、長崎本線の長崎方面です。



唐津線に入ってからの最初の駅は小城で、ここで佐賀からの学生が降りていき、閑散ムードが高まります。
次の多久市に入ると、山が見えてきて、少しずつ登っていくような感じになります。
といっても険しさはありませんが。

厳木駅から唐津市になります。ちなみに、きゅうらぎと読むので、これは中々の難読な駅名です。このあたりは、国道203号と並行しますが、そちら側ではしきりにバイパスの案内が出ているので、高速バスが走っていて劣勢なのかなと、閑散とした車内で思います。
いつも思うのですが、鉄道は民営化して自立(できているかは微妙)を要求する一方、道路はバンバンできるというのは、なんとも偏っていて、やはり環境とかを考えるとむしろマイカーを抑制していく方へシフトした方がよいので、却って鉄道をはじめとする公共交通機関に税を投入していくのが望ましいのではと思うわけです。
勿論、過疎ローカル線を何でも残せばいいというわけではないのですが、民間(になった)会社の中で内部補填をしてローカル線を残すと言うやり方は、そう遠くないうちに崩壊すると思います。企業体力の問題や株主からの圧力がありますしね。

相知と本牟田部の間で、筑肥線の伊万里方面が合流してきます。本牟田部には、唐津線側しかホームはなく、乗換はその次の山本で行います。
本来なら山本で降りるのですが、何もない山本で20分待つより、松浦川沿いで景観のよい次の鬼塚で10分待つ方がよいので、もう一駅のります。


鬼塚駅も駅前には国道があり、後は駐輪場があるくらいの寂しい駅です。
よそ者が降りるには変な場所ですが、ここで唐津からの筑肥線列車を待ちます。
(乗換はあくまでも山本基準なので、唐津ではこの列車が着き次第発車するため、唐津まで行っては伊万里行きに乗れないと考えられます)

筑肥線 山本~伊万里、伊万里~唐津



伊万里行は、唐津~山本間は唐津線を走り、山本から伊万里までが筑肥線です。
ここか単純往復しか手がありませんでした。バスもあるのですが、速度も変わらず、なにより鬼塚~唐津間が空いてしまうので。

山本で唐津線とわかれても、しばらく並走し、この区間には本牟田部という駅があるのですが、ホームがないのでスルーして、すぐに筑肥線が登っていき、唐津線を跨ぎます。



この先は長閑な山間を、進んでいきます。


途中は、大川野と桃川が利用者が多く、他の駅は2,3人程度いるかといった具合でした。
伊万里は、三セクの松浦鉄道もありますが、今回はスルーして往復で唐津へ行きます。

筑肥線 西唐津~姪浜



まずは唐津から西唐津まで1駅を乗ってから折り返します。
唐津駅周辺は高架化されており、西唐津周辺は住宅街といった感じです。
西唐津の先には唐津の車両基地があります。

唐津駅を出ると、先ほど乗った唐津線と別れ、そのすぐの地点に和多田の駅があります。
和多田と東唐津の間で松浦川を渡りますが、ここで唐津城が見えました。
東唐津の先からは地上になり、虹の松原と呼ばれるエリアに入ってきます。
この地点を走っている時は、展望はないのですが、この先の浜崎を過ぎたあたりでカーブするので、このあたりで海の先に見えるようになりました。


浜崎を出るとすぐに、福岡県糸島市に入ります。
筑肥線の姪浜~西唐津は、1時間ほどの区間なのですが、実は福岡市・糸島市・唐津市しか通っていなかったりします。

ここから筑前深江あたりまでが、玄界灘が望める区間ですが、郊外路線ということで次々と人が乗ってきます。
その先筑前前原が糸島市の中心で、これ以降はボタン式で開閉するドアが自動になり、2駅先の周船寺から福岡市に入り、毎駅多くの人が乗ってきます。
姪浜からは、福岡市営地下鉄に入り、天神・博多を経由して、福岡空港に行きます。