上田バス 菅平線 アリオ上田・上田駅~西菅平
菅平線自体は上田駅が始発ですが、実際の運行系統は、アリオ上田線と一体になっている便があり、乗車したこの便もアリオ上田からの発車でした。
アリオ上田は新幹線南側の大規模商業施設で、上田城を軽くみたついでに歩いてきました。西菅平行きですが、西菅平が括弧書きで、菅平高原が目立つ行き先表示です(写真で見づらいですが)。
出発すると、すぐの交差点を左折し、高架となっている新幹線をくぐって上田駅のお城口につきます。わずか5分ほどですが、100円バスになっていることもあり、高齢者が1名利用されていました。
事実上の始発である上田駅では、それなりに人が乗ってきますが、観光客は見当たりませんでした。
新田バス停までは国道141号を北上、ここは上田市の中心街のようです。
右折して国道18号、さらに左折して国道144号と進みます。
一瞬だけのぼりに差し掛かりますが、上田バイパス交差点付近からはロードサイド店が目立ちます。その先には上信越道の上田菅平ICがあるからでしょうか。
その先をしばらく行くと、神川を渡ったところで、旧真田町のエリアになります。
ご存知、戦国武将の真田家発祥の郷であります。
真田家の資料館や本城跡などがありますが、私は戦国に興味が無いので、というか時間が無いのでスルー。
真田の交差点で、バイパス経由とそうでない便がわかれますが、私が乗ったバスは後者で、集落内の道に入ります。
狭い集落ですが、ちょこちょこ降りる人がいて、この地域の唯一の交通機関として使われていることがわかります。(菅平まで行く人が私と連れしかいなかった…)
集落を過ぎるといよいよ人が減り、周りも人家が少なくなってきます。
菅平口では、菅平へ向う国道406号線と鳥居峠を越えて嬬恋村へ抜ける国道144号に分かれますが、このバスは406号へ向かいます。
この菅平口の分岐から、菅平ダムまではヘアピンカーブが続き、バスは登坂車線を懸命に登っていきます。
菅平ダムは車線を挟んだ反対側なので、この時はあまり見えませんでしたが、翌朝通った時は、水があまり無いようでした。
その先の別荘入口というバス停で最後の客が降りると貸切になりました。
菅平にはそこそこ人が居ますが(紅葉シーズンにはやや早いようでした)、500円の運賃低減バスとなってもバスで来る人は少ないのでしょうか。
本当は終点の西菅平まで行きたいのですが、所用があって連れがいるので、途中の菅平高原ダボスで降りました。
ここは回転場になっていて、折り返し来た道を戻り、西菅平へ向うようです。
上田電鉄 別所線 上田~別所温泉
上田へ戻って別所温泉まで上田電鉄で向かいます。
別所温泉へは上田電鉄別所線と上田バス塩田線の2つの行き方があるのですが、この日は日曜日であり、後者は運休ということで、電車を使いました。
高架となっている上田駅を出ると急カーブを曲がって千曲川を渡ります。
千曲川を渡ると、すぐに城下の駅につきます。上田駅は1面1線の構造ですが、ここが交換駅となっています。
ここから上田原までは住宅街の中を抜けていく感じで、家も近く、柵がないところもあるので、電車のスピードはゆっくりです。
上田原を過ぎるとカーブがあり、ここからはゆったりした車窓に変わります。
下之郷は別所線の車庫があり、交換設備もある有人駅でしたが、やけに一杯人が居ました。
駅近くに生島足島神社というものがあると、駅の看板でわかりましたが、いまいち私にはそれが人が居たことと結びつかないものです。
車庫には東急時代を思わせるようなのも休んでいて、かつて池上線ユーザーだったので、懐かしい気がします。
下之郷を出ると再びカーブし、いよいよ別所温泉を目指します。
塩田町あたりは少ない真っ直ぐな区間ですが、相変わらず軒先が近いので、ゆっくりです。
このゆっくりさや雰囲気は、何となくアルピコ交通上高地線にも近い気がします。同じ長野県ですし、まあこっちは東急のお古で上高地線は京王のお古なので違いますが。
言われてみると鉄道むすめのキャラクターをアピールしていたりしているところも似ていますね。こちらはこんなのまでいますが。
どちらにも頑張って存続していただきたいですし、観光はエコな公共交通機関でと思います。(最も人が増えると行かなくなる性質ですが)
終点の別所温泉駅はこのような感じでした。特徴的ですが、町の雰囲気と合っているのかは何とも。
別所温泉駅には、かつての丸窓列車も放置もとい保存されています。
見た感じはそれなりに手入れされているようです。
ちなみに、中には入れません。入れると荒廃が進むので、当然でしょう。
発車直後の上田行列車との並びです。
現役の列車との並らんだ写真が撮りやすいよい位置に保存されています。
おまけ 別所温泉の浴場
立ち寄り入れる浴場が3件存在しているのですが、1つが150円と安いので温泉の好きな人にはいいと思います。ただ、休憩室とかそういうのは無く、付近にもまったりする喫茶店みたいなのはないので、そこが残念でした。
写真の石湯というのもよいですが、同じ値段で露天もありやや温度も低くて入りやすい大湯の方が個人的によかったです(なのに写真撮り忘れた)。
詳細はこちら。