2023年1月1日日曜日

年頭のご挨拶(皇紀2683年、令和05年、西暦2023年)

  



皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年も拙文にお付き合いいただきありがとうございました。
ウクライナ侵攻や安倍元首相の暗殺など厳しい1年となりました。

一方で昨年の年頭のご挨拶で下記の通り記載しましたが、1年経った結果として、全く状況が変わっていないということであります。

一方、内政に目を向ければ、武漢肺炎対策は経済無視の過剰な対応を内部に強いるにもかかわらず、水際対策は何もできない(憲法上の制約はありますが、憲法を変えられなかった自民党の責任という意味では同じ)という酷い状況であります。
その結果として、日本経済は一人負けといった状態であります。にもかかわらず、財政出動は渋り、増税議論だけは花が咲くというとんでもない状態です。

今後は暫く選挙もありませんので、具体的に意思を示すことは難しいわけですが、増税反対、規制反対、そしてColabo事件から噴出した国及び地方自治体の不効率・不適切・不公正な行政の在り方に対する反対、これを示していきたいと思います。

投資の方へ目を向けますと、昨年は散々な結果となりました。



一つ言い訳をするのならば、事情により売れない日本株が酷いことになり、アメリカ株(のショート+円安)で多少取り返すという1年でした。

2023年の相場を予測することに意味は感じませんが、景気後退・リセッションと巷でも騒がれるようになってきましたので、そろそろ底を打つという可能性もなくはないと思います。一方で、今までの相場を支えてきた中銀の「緩和的姿勢」という前提が崩れている以上、簡単な相場にはならないなと思っています。
武漢肺炎ショックのように、一気に悪化した時に「緩和」という選択肢を取れるのか?という点で疑義があるからです。適度なインフレが続くことは経済的に悪くないとしても、緩和と引き締めでは適度な状態にし続けることが困難だと明らかになったとみるからです。

但し、今回のインフレは本を正せば、武漢肺炎によるパンデミックとそれに対する対応によって人為的に生じた不景気に対し、過度な財政出動(現金給付)を行ったことに始まります。(ウクライナ侵攻以前からインフレ傾向にあることを見れば、明らかです)
その元は既に終わっているわけですから、引き締めである程度インフレを止めれば、多少リセッションになった結果として、金融緩和に踏み切ってもインフレに戻らないという考えも可能です。
結局、FEDがどういう考えで動き、結果として実際の経済にどう作用していくかがわからない以上、予測するのは難しいという意味で、意味は感じないと思います。

一方でVIXなどの指標からみると、比較的下がっている現状の相場でも、セリングクライマックスとも言えるショック的な動きが未だに起きていないという点、さらに過去のリセッションでは利下げに踏み切ってからが株価下げの本番というデータを見ると、まだまだ大底までは時間がかかるとも思われます。

現状は私もショートメインのポジションでありますが、偏り過ぎず、そしてレバレッジをかけ過ぎず、大底で買えるよう現金も用意し、安全に注意しながら本年こそは市場を上回りたいと思います。


末筆ではございますが、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。


皇紀2683年、令和05年
西暦2023年

管理人 らうにー


いらすとや様から画像をお借りしております。