2020年9月6日日曜日

20200905:武17、荻11他

チャイナウイルスで外出も難しい時期が続いていましたが、近場で用事のついでに1日乗車券を使って、軽く乗り&撮りという感じで回ってきました。
一番前の席が封鎖されているので、車内からの写真が少ないですが、あらかじめご容赦願います。

武蔵小金井駅北口


北口で見かけられるバスをいくつかご紹介。


西武バス 武15系統 滝山営業所



西武バス 武20系統 学園東町経由小平駅




西武バス 武21系統 錦城高校経由東久留米駅




京王バス 武31系統 中大循環(午後)



京王バス 武44系統 小平団地



関東バス 鷹33系統 三鷹駅


西武バス 武17系統 武蔵小金井駅~昭和病院~小平駅




武20系統を中心とした武蔵小金井駅と小平駅を結ぶバスの中に、突如やってくるのが行先ではなく、経由地をデカデカとアピールする武17系統。

このバスは、色々特殊なルートを辿る「レア」なバスなので、誤乗を防ぐ必要があります。
まず、武蔵小金井駅を出ると、小金井橋までは小平駅の他、滝山営業所・東久留米駅・清瀬駅行と同じように小金井街道を北上します。
小金井橋では小平駅方面の各バスのみ、左折し五日市街道へ行きます。

五日市街道は玉川上水沿いにあり、緑が豊富なので歩くのに良さそう……かもしれませんが、まだまだ歩くどころではない天気が続いています。
御幸町のところで右折し、日立国際電気のバス停があります。通勤時間帯に数本ここで折り返す便があるようです。
日立国際電気を過ぎると、新小金井街道を渡り、喜平図書館のところを右折すると、小平団地中央のバス停。
この先でY字路になっており、分かれ道となります。


画像奥に武20系統のバスが見えていますが、このY字路を左折していくと、真っ直ぐ青梅街道の方へ行き、小平駅を目指すのであればこちらが最短です。
実際、武20系統(と入出庫の武19系統)は左折します。

しかし、この武17系統は右折し、鈴木街道の方へ行きます。
ここからは西武バスとしては、1日数本のレア区間ということになります。
「西武バスとしては」というのは、この区間には立川バスの寺51系統を中心とする花小金井駅~国分寺駅の路線が1時間に3本程度走っているからです。


右折した先に、少しだけですが左右を寺と神社に挟まれた区間があり、ここは雰囲気があってよいです。ただ、交通量が多いので歩いても気分はあまりよくないでしょう。

鈴木街道を直進し、新小金井街道を渡り、小金井街道を左折します。ここまで大回りしてきましたが、滝山営業所方面等のバスであれば、あっという間の距離しか進んでいません。
さらに花小金井駅は、武蔵小金井駅発の系統は殆どが、小金井街道上の花小金井駅入口というバス停にしか止まりません。

しかし、この武17は花小金井駅南口のロータリーへ入ります。
花小金井駅南口の2番バス停は、「西武」新宿線の駅であるためか、南口から雨でも濡れずにいける至近距離にありますが、やってくるバスはこの武17系統とこの便の区間便に該当する花12系統のみであるため、勿体ないように思います。
そんな感じなのでマイカーの乗降に多用されているようであり、このバスは不心得者にクラクションを鳴らしていました。

実は、単独区間からもちょこちょこ乗っていたのですが、ここで全員が降り、結論から言うと以降誰も乗ってきませんでした。
やってきた道を元に戻り、小金井街道へ戻ってから右折して北上し、花小金井駅入口バス停を過ぎると、花小金井交差点で青梅街道へ左折します。

この青梅街道の区間も武20系統と合流する熊野宮交差点までが、西武バスとしては、1日数本のレア区間ということになります。
実際は、先ほどの立川バスのうち、花小金井駅を超える寺51昭和病院行と寺56大沼団地行があり、都営バスの最長系統梅70系も通るため、昭和病院を境に本数が減るとはいえ、それなりには走っています。

昭和病院はこの地域の大きい病院であり、バス的に言うと立川バスの折り返し、休憩スペースが用意されています。
西武バスは、道路上の停留所を通過し、西武新宿線の踏切を超えます。その先で三度目の新小金井街道を渡り、天神町の交差点で武20系統が合流してきます。
その先、仲町の交差点を右折すると、特徴的な建物のルネ小平があり、小平駅南口のロータリーにつきます。

折り返しも同じように経由地アピールでした。



荻窪駅


電車とバスで移動し、荻窪駅までやってきました。
北口から出るいくつかのバスをご紹介します。


関東バス 荻06系統 中村橋駅




関東バス 荻07系統 練馬駅




関東バス 荻10系統 下井草駅




関東バス 荻12系統 井荻駅



関東バス 荻31系統 プロムナード荻窪



関東バス 荻32系統 武蔵関駅



関東バス 荻34系統 北裏




関東バス 荻36系統 南善福寺




関東バス 荻40系統 立教女学院



西武バス 荻14系統 上井草駅経由石神井公園駅




西武バス 荻17系統 練馬高野台駅



西武バス 荻18系統 上井草保健センター循環





西武バス 荻11系統 荻窪駅~井荻駅入口~石神井公園駅南口




あれこれ撮って時間を潰した後、荻11系統に乗りました。
1時間に1本程度なので、荻窪駅を発着するバスとしてはレアに当たりますが、一般的に言えば少ないとは言わないでしょう。

荻11と荻14はどちらも石神井公園駅に向かいますが、ルートが全く違います。
本数が多く利用者が多い荻14は、荻15や荻18と同様に総合荻窪病院や上井草駅を経由して、石神井公園駅を目指します。
このルートは地図で見ればわかる通り、遠回りであり、青梅街道から一本入って上井草駅までが狭隘であることや西武新宿線の踏切に関わるため、石神井公園駅まで行くことを考えると時間がかかります。

荻11は、環八通りを北上して石神井公園駅へ向かうため、直線的なルートです。
環八通りを北上していった場合、近い西武池袋線の駅は練馬高野台駅であり、こちらへ行くのは荻17となります。

荻窪駅を出ると、四面道を右折し、環八通りに入ります。
道が大きいため速度はそれなりに出ますが、利用者は少ないようで通過していきます。
本数が多い並行系統の荻12、荻12-1は別の乗り場から出ているため、この区間の利用者はそちらを利用していると考えられ、この系統に乗る人は遠距離と棲み分けられているでしょうか。

井荻駅入口まで乗降なく、陸橋で西武新宿線を超えていきます。
防音壁があるため展望はありませんが、ここまではスムーズでした。
この先からポツポツ降りる人が出てきますが、それに加え環八の渋滞もあり少し時間がかかります。

八成橋を過ぎると、旧早稲田通りに左折します。ここがこの路線のハイライトとも言えますが、旧早稲田通りの狭隘区間なら阿50系統であり、その阿50系統が前にいて客を根こそぎ奪っていったため、このバスには誰も乗ってきませんでした……。


当然この旧早稲田通りには大型バスは通らないわけですが、中型バスであっても離合には気を遣うわけで、この道にバスを頻繁に運行させているのには、色々苦労があると思います。
今回は、幸い?残念ながら?バス通りの離合はありませんでした。とはいえ、一般車相手でも楽ということはありません。
また、カーブで見通しも悪い部分が多いので、バスが気を付けていても、不心得者が飛び出してこないかということもあるでしょう。

この狭隘区間を抜けて、豊島橋交差点で、旧早稲田通りは左折しますが、バスは右折します。荻14系統とはここで合流し、荻14は左の方からやってきます。

石神井公園を左手に見て、進んでいくと最後の関門として石神井公園駅近くの商店街を抜けていきます。
ここも狭隘かつ歩行者・自転車も多いため、右折箇所には警備員が配置されていたりします。



おまけ


所用のため石神井公園駅から大泉学園駅へバスで移動していたのですが、富士街道バス停で乗り換える時に新デザインのバスに出会いました。
しかも、本数の少ない泉35-2系統。


座席にも柄が入っています。



後ろから。


個人的には、見慣れない部分が大きいですが、良いデザインではないかと思います。
しかし、旧型車ばりにうるさいエルガ……