サンキュー・ちばフリーパス
鉄道主体の切符なので、うまくバスに乗れるところが少なめなのですが、元を取るためには、バスかJR以外の私鉄を使わないといけない点と2日間連続なのがネックです。
ということで、1日目は数少ないバスが繋がるエリアの南房総(鴨川・館山)を回ってきました。
このフリー切符は、千葉県内でないと買えないので、最安で千葉県内に入れる、東西線で西船橋へ。西船橋でフリー切符を買って、千葉駅から外房線に乗ります。
外房線 千葉~上総興津
外房線は千葉エリアの主209系の安房鴨川行です(撮影は特急退避の茂原駅)。
茂原までは結構な乗車率ですが、その先は6両だとかなり余裕が。
その先上総一ノ宮までは本数も多いのですが、この列車は茂原で特急退避を行い、上総一ノ宮で総武線からの快速から乗換を待つということで長時間停車が続きました。
その次の東浪見からはローカル線模様になります。大原はいすみ鉄道の乗換駅ですが、利用者は少なめでした。海沿いながら海があまり見えないまま、勝浦を過ぎ上総興津駅へと到着します。ここからはバスのため、ここで下車します。他に下車したのは数人ほどでした。
鴨川日東バス 鴨川市内線 興津駅~鴨川駅
上総興津駅を出ると、発車15分前でも既にバスが待っていました。
興津駅を出ると、一方通行の道を一旦勝浦側へ進み、国道128号へ出ます。
興津の駅から乗る人は殆ど居ないのですが、集落内からちょこちょこ乗ってきます。
興津の集落を抜けると山道に入り、行川バス停のあたりで少し海が見えてきます。
が、その集落は小さく再び山道になると、旧行川アイランドの駐車場があります。
ここにはバス停も駅もあるのですが、廃墟のようなので遺構という状態です。
その後はトンネルが続き、鯛の浦と呼ばれるエリア入ります。
小湊漁港が見えてきまして、日蓮の出生地を記念して建てられた誕生寺やホテル三日月などがあります。
そのホテル三日月前の内浦交差点で県道に入り、小湊駅前につきます。
ここでは対向の「行川アイランド」行のバスと行き違いました。そちらは子供が結構乗っていたので、漁港の周辺に帰るのでしょうか。
駅を過ぎると国道へ戻り、トンネルを越えると天津のエリアに入ります。
天津では、国道のバイパスとわかれ、旧道の方にバスは向かいます。
天津の集落は、今まで通ってきた興津や小湊の集落より少し広く、狭い道を進んでいきます。中型車なので特に苦労することなく、天津駅につきます。
駅を過ぎても集落は続き、再びバイパスに合流します。
バイパスに入ると、すぐに亀田病院があり、ここから10人ほど乗ってきて一番の乗車率になります。
その先は鴨川シーワールドがあり、バスでも行けますが、特に乗車はなく。まだ午前中なので帰るには早いからでしょう。
シーワールドからは5分ちょっとで安房鴨川駅の東口につきます。
内房線 安房鴨川~館山
安房鴨川駅では再び209系(というか特急以外これしかこない)で館山へ向かいます。
鴨川駅で内房線と外房線が変わるので、内房線です。
次の太海から南三原までは数少ない海が見える箇所です。
せっかくならここもバスでと思ったのですが(館山~鴨川・亀田病院間はバスもあります)、時間の都合もあり電車で移動です。
このあたりは、駅周辺に集落があるほかは、のどかな海が見れる感じです。乗客も少ないので大回り乗車なので一度乗ってみるのもおすすめです(やると4時間以上出れないのでツライですが)。
千倉駅の手前で右へカーブし、ここから内陸へ入って館山を目指します。
このあたりは農地が目立つ感じです。
なお、バスは南三原~九重は国道128号を通るため、鉄道の方が遠回りをしていることになります。
JRバス関東 洲の崎線 館山駅~小沼~伊戸~洲の崎灯台(1周便A)
洲の崎線は運行形態が本数の割りにややこしいのですが、伊戸一周便Aという加賀名まで真っ直ぐ進んだ後、内陸に入って小沼を経由し、伊戸・伊戸漁港・洲の崎灯台から、加賀名へ戻って館山駅までの一周です。その他にも、逆に灯台を先回りに行く便や、灯台から伊戸漁港を通って南房パラダイスへ行く便もあります。
本当はこの便を1周する予定だったのですが、1周運賃がないので本当にできるのか謎だったのと(聞けばいいんですけどね)、灯台を見て少しまったりしたいと思ったので途中下車しました。
しかも乗ったバスは、錆も少し目立つ経年車で、よく見ると日野車体の銘盤があったので、かなり古いものだと思います。
館山駅を出ると国道410号を南下します。始発でも数人ほどで、駅周辺はバス停の間隔もせまいのですが、乗る人は少なかったです。
館山城の城山公園や赤山地下壕跡のある宮城などのバス停も無人で通過していきます。
見物海岸あたりでは、海が綺麗です。車も少なく運転できる人ならドライブもよいでしょう。
休暇村で最後の客を降ろすと、次の加賀名から内陸に入ります。
加賀名の集落(というにも規模が小さいが)は、かなり道が狭くバスが通ると一杯ですが、対向車もなくダイヤ上バスがすれ違うこともないので、スムーズに進んでいきます。
加賀名から小沼までは、少し山道になっていて、そこを抜けると海が見える高台みたいな感じです。人工物が目立つのがやや興ざめですが、この写真の先に見えるのは平砂浦海岸のあたりです。
房総フラワーラインへ出ると、伊戸のバス停をすぎ、伊戸漁港のバス停に付きます。
ここへ入るバスは必ずバックで折り返します。
この駐車場は、食堂のもので、食事の時間は過ぎているので空いていますが、ドライブインみたいな施設のようです。
また、フラワーラインに戻ると洲の崎を北上していきます。その東京湾側の突端に洲の崎灯台があります。車で来ている人はいるようです。
恋人の聖地とか書いてあって、南京鍵をつけるような場所もあるのですが、一人旅のおじさんには関係のないことです。
こちらは東京湾方面。
しばらく歩くと(バス停1つ分)洲の崎神社があります。
最も海辺に遊歩道があったそうなので、道路ではなくそちらを歩くことを推奨します。
上へ登ってみると景色がよさそうなのですが、階段に乗るのを面倒がって、海辺へいきました。(これがすべての過ち…)
この先の海辺で、すべって転んで右手を打ってしまいました。おかげで肘を曲げられなくなってどうしようもなく。。。
仕方ないので?バス停へ戻って南房パラダイス行に乗って、折り返しで館山駅へ。
JRバス関東 洲の崎線 南房パラダイス~館山駅
手が痛いので、とりあえずバスの写真だけ。
伊戸までは同一なので省略しますが、その先は平砂浦海岸があり、ここは国道にも飛砂注意みたいな看板があり、海側を見ると砂の山ができていました。
終点の南房パラダイスは道の駅です。アロハガーデンたてやまというのがあり、なんとなくハワイっぽいですが、かなり寒くなっている時期で、人も少ないのでハワイ感はゼロです。
実際誰も乗ることなくすぐに折り返します。
洲の崎灯台から先も洲の崎の海岸沿いを進み、先ほど小沼方面へ分かれた休暇村まではバスだとすぐです。
市内でちょいちょい人を拾って、館山駅につきます。
この後は本来は食事をして、高速バスで帰る予定でしたが、箸ももてないのでどうしようもなく、日の落ちた後に、館山鴨川線で南三原駅までいって、そこからまた内房線で館山に帰るという時間つぶしをして、高速バスでバスタ新宿まで帰りました。
鉄道できていると明らかに早く、また海ほたる周辺などの夜景も綺麗で、特急がなくなりつつあるほど不利なのもよくわかる次第でした。
※二日目は、養老渓谷・粟又・久留里エリアを予定していましたが、中止して整形外科へいく羽目に。